井川丹

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TURN NOTES

「TURN NOTE」とは、ノートとしての装いをコンセプトに、TURNの活動に関わるなかで生まれたさまざまな人たちの言葉を断片的に一冊にまとめた書籍です。一人ひとりの発見の瞬間や、葛藤、予感などに触れられるよう、発せられた時の言葉をできるだけそのまま収録しています。

2016年から2020年までの5冊のTURN NOTEに収められた言葉たち。それらに出会った作曲家の井川丹は、綴られた言葉を音楽として変換することを発案しました。「NOTE」という単語には、普段の耳慣れた「ノート」という意味のほかに、音、音符、音調といった意味もあります。2者の多彩な声色にのせられたTURN NOTEの言葉が、複数の音の重なりとともに空間に拡がり、それぞれ異なる形に姿を変えて、一人ひとりの身体を包みます。

声:田中俊太郎 渡邉智美
録音・音響:田中文久

井川丹
Akashi Ikawa

音楽家。東京藝術大学作曲科卒業。人の声のもつ質感にひかれ、その連なりや重なりによって浮かび上がる織り模様の探求をライフワークとしている。音楽作品の制作をはじめ、美術家・建築家・ダンサー等との共同制作やパフォーマンス、こども創作教室〈ぐるぐるミックス〉の講師など幅広い活動を展開中。

【近年の主な作品・活動】
女声合唱とピアノのための「わたしを束ねないで」(2018、所沢市民文化センターミューズ)
女声合唱のための幻想ー港三景ー(2018、さいたま市文化センター)
水郷ひた芸術文化祭 大巻伸嗣個展「SUIKYO」Liminal Air(音楽制作:2018、日田市複合文化施設 AOSE)
Memorial Rebirth 千住 2018 西新井(音楽制作・出演:2018、足立区立西新井第二小学校)