
2019年度より、ラッパーのマチーデフは「豊島区立心身障害者 福祉ホームさくらんぼ」と交流を行っています。1 年目は、施設に定期的に通い、時に利用者と同様に宿泊しながら、生活の時間を共有してきました。それらの体験を通して、施設利用者やスタッフとともに編み出していた言葉をもとに、マチ―デフがリズムや抑揚を引き出しながら、オリジナルラップが生まれました。2020年度には、ウェブ会議ツール等を活用した遠隔での交流を実施しました。今回の展示では、さまざまな工夫を行いながら交流を行ったマチーデフと「福祉ホームさくらんぼ」の活動の様子を紹介します。
ラッパー、作詞家、ラップ講師
渋谷区生まれ幡ヶ谷育ち、メガネのやつは大体友達。1997年に
https://www.macheedef.com
1992年に豊島区の福祉施策の一環として設立した福祉ホーム。心身に障害のある人が、親亡き後にも住み慣れた地域で生活が継続できるよう、また利用者の望む地域生活が叶うように、長期自立援護、緊急一時保護、短期自立訓練、レスパイト(保護者の休息を目的とした支援)を行っている。その他、自主事業として、共同生活援助事業、自立生活援助事業、特定相談支援事業及び地域ほっとサービスを併設し、地域で暮らすために必要な切れ目のない支援の提供を目指し活動している。