
「ろう」の写真家、齋藤陽道は、20歳で補聴器を捨てカメラを持ち、「聞く」ことよりも「見る」ことを選びました。彼の妻・盛山麻奈美も「ろう」の写真家であり、彼女との間に授かった息子は、「聴者」でした。
幼少期より対話の難しさや音楽教育への疑問を抱いてきた齋藤は、自分の口からふとこぼれた子守歌をきっかけに、変化が訪れます。生後間もない息子と生活を通して出会うことになった「うた」の姿に触れていきます。
上映時間
8月19日(木) 15:20〜16:46(86分)
河合宏樹
Hiroki Kawai
学生時代から自主映画を制作し、東日本大震災以降、ミュージシャンやパフォーマーらに焦点を当てた撮影や映像制作を続ける。主な監督作はドキュメンタリー映画『ほんとうのうた〜朗読劇「銀河鉄道の夜」を追って〜』、七尾旅人初のライブ映像作品『兵士 A』、飴屋法水と山下澄人『コルバトントリ、』等。gotch、クラムボン、蓮沼執太、青葉市子、yakushima treasure 他のライブ映像を多数手がける。