トーク+作品映像「手とその人 ~自分と社会を手でつなぐ32人のかたち~」

五十嵐靖晃×クラフト工房La Mano
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クラフト工房La Mano(ラマノ)は、2015年よりTURNに参加し、アーティストの五十嵐靖晃ともに交流を重ねてきました。その交流を展開させ、2017年度からTURN LAND「手のプロジェクト」をスタートしています。五十嵐は、ラマノの利用者やスタッフが、普段の仕事の中で触れている「糸」や「手」に着目し、「束ねる」「巻く」「手渡す」といった素材を扱うシンプルな所作と向き合ってきました。そこから、一人ひとり異なるリズムを見出し、人と人をつなぎ、時間を共有する場が生み出されてきました。

東京都美術館で開催したTURNフェス6では、ラマノと五十嵐が、施設利用者の一人ひとりの「手」に焦点をあて、映像作品「手とその人 ~自分と社会を手でつなぐ32人のかたち~」の上映インスタレーションを通して、多様な手の表現と豊かな時間を共有する場を展開しました。

展示期間中には、ラマノ施設長・高野賢二さんと五十嵐、そしてTURN監修者・日比野克彦を交えたトークを収録。2015年からはじまったラマノと五十嵐の交流について、そしてTURN LAND「手のプロジェクト」や、今回の作品について語りました。





TURNフェス会場でのトーク映像


トーク出演:日比野克彦(TURN監修)、五十嵐靖晃(アーティスト)、高野賢二(クラフト工房La Mano)
撮影・編集:冨田了平



作品映像「手とその人 ~自分と社会を手でつなぐ32人のかたち~」



撮影場所:クラフト工房La Mano
撮影・編集:冨田了平

五十嵐靖晃
Yasuaki Igarashi

1978年千葉県生まれ。2005年東京藝術大学大学院修士課程修了。人々との協働を通じて、その土地の暮らしと自然とを美しく接続させ、景色をつくり変えるような表現活動を各地で展開。これまでのプロジェクトで、2005年にヨットで日本からミクロネシアまで約4000㎞、2012年に日本海沿岸をたどる約970㎞の航海を経験。“海からの視座”を活動の根底とする。代表的なプロジェクトとして、樟の杜を舞台に千年続くアートプロジェクトを目指す福岡県太宰府天満宮での「くすかき」(2010〜)、漁師らと共に漁網を空に向かって編み上げ土地の風景をつかまえる「そらあみ」(瀬戸内国際芸術祭2013・2016)、山間に暮らす人々と協働し湖と雲を組紐で結ぶ「雲結い」(北アルプス国際芸術祭2017)など。世界の時間が一点に集まる南極で、子午線を糸に見立てて、世界中から集った人々と組紐を組み、その紐を使って皆で凧揚げをするプロジェクト「時を束ねる」(南極ビエンナーレ2017)を展開。

http://igayasu.com

クラフト工房La Mano
Atelier La Mano

東京都町田市の小さな里山にたたずむ築120年の民家で、障害のある人とない人がともにものづくりに励んでいる。1992 年に障害のある人の作業所として設立。2009年より就労継続支援B型事業を開始した。2021年「認定NPO法人」の承認を得る。
「La Mano」は「手」の意味で、「手しごとを中心とした物づくりで、魅力ある製品をつくり社会と繋がっていく」という思いが込められてい る。染め、織りなどのクラフト製品には、藍や草木で染めた糸や布などを使っており、自然の温かみが感じられる。2006 年からはアート活動を開始し、利用者それぞれが個々の豊かな表現活動を行っている。

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